SDGsとは、2015年に国連が新たに設定した、2030年に向けた「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)です。国際社会の共通課題に対する17の目標とそれに対応する169のターゲットから構成されています。世界規模での気候変動への配慮、貧困や飢餓の根絶、格差是正など、地球上の誰一人として取り残さない(Leaveno one behind)ことを誓い、あらゆるステークホルダーの参画が期待されています。
■SDGs取り組みのポイントと⽬指すゴール
1902年の創業以来、社是『和と誠実』のもと、多年にわたり社会貢献活動取り組み、現在も中谷の理念にもある『「和と誠実」の心で社会の安寧と発展に貢献する』ため、将来に持続可能でより良い世界を目指すことを目標としてSDGsに積極的に取り組んでいます。社会の一員であることを自覚して、その責任を全うするため、社会の求める要求に応えられる事業環境を創造し、SDGsの目標達成に向けて継続的活動を行い、明るい未来を築いていきます。
■取り組みのきっかけ
港湾荷役事業者の社会的使命として、お客様に安全・安心の実現が必要不可欠です。社会から求められる環境活動の一環として、事業として多くの荷役車両を使用するなか、CO2削減へ取り組むため、第一段階として環境に配慮した荷役車両の使用検討・導入を行いました。
地球温暖化や資源の過剰消費が未来への大きな脅威となっている現在、環境問題への対応は私たちにとって喫緊の課題のなか、当社は「エコアクション21」の導入に取り組み、環境経営のさらなる強化を進めています。豊かな地球を次の世代にバトンタッチしていくために、私たちにできることに取り組んでいます。
◆エコアクション21ウェブサイト
◆環境経営レポート
社内電子決済システムを導入し、ペーパーレス化を推進しています。コピー用紙には再生紙を利用し、限りある資源を有効に活用しています。コピー用紙裏面は再利用を行い、紙使用量の削減にも取り組んでいます。備品・消耗品の購入は、グリーン購入法適合商品・FSC認証商品等の環境に配慮された商品の購入を推進しています。
環境省が提唱する環境対策の温室効果ガス削減のため、冷房時の室温設定を28℃で快適に過ごせる軽装勤務「クールビズ」に取り組んでいます。2021年より環境省としての「クールビズ」実施期間は廃止されましたが、「クールビズ」に継続的に取り組み、一層の温室効果ガス削減を目指しています。
事業で使用する荷役車両を低燃費・低排出ガスの環境対応車(エコカー/アドブルーカー)に代替の推進に取り組んでいます。荷役車両には再生タイヤを装着、ゴム資源使用の削減に取り組んでいます。より環境性能に優れた荷役車両への代替や装備の装着を推進し、CO2排出削減・NOx排出削減に取り組んでいます。
荷役車両のオペレーターには、急発進・急加速・急ブレーキ・急旋回等、「急」の付く作業を行わない教育を行い、エコドライブを実践しています。作業状況に応じて、アイドリングストップを行い、CO2排出削減にも取り組んでいます。当社では、エコドライブの実践を安全作業にも繋げています。
エネルギー問題による環境負荷の低減と環境に優しい持続可能なエネルギーの供給を目指し、太陽光発電事業に取り組んでいます。泉大津市小津島町にある泉北営業所2号倉庫の屋根に太陽光パネル約2,300枚(3,254㎡)を設置し、最大出力約475,000kwの発電を実現しています。これは年間総発電量が一般家庭の約100世帯の年間消費電力に相当し、年間約170tのCO2削減効果を見込んでいます。